マルウのしらす

3月下旬から1月上旬までがしらす漁が漁ができる期間。福田港の漁師は早朝から出港して遠州灘でしらす漁に励みます。
遠州灘は、複数の河口があり、しらすを育てるプランクトンが豊富なため最高級なしらすとして評価されています。

しらすは2隻で網を曳き魚を捕まえる2隻船曳き漁という漁法で漁をします。
マルウは自前の船でしらす漁をしていますので、鮮度が命のしらす漁ですぐに福田港を経由してしらす加工に流れます。

自前加工場の大きな窯の熱湯で生のしらすを約3分間ゆでます。このしらすの茹で時間は時期や気候により微妙に変化します。この茹で時間を見極めるのが職人の技。釜ゆでの機械に生のしらすが入ってから蛇行状になった釜ゆで機で順番にゆで上げます。
この釜茹での時に温度を落とさないのが美味しさのポイントです。

しらす加工場に隣接するしらす干しエリアで遠州の風をいっぱいに、天日にて十分に乾燥させます。乾燥具合によりしらすやちりめんとして様々な風合いの商品が出来上がります。

しらす商品の最終段階です。風力選別により、雑魚及び異物の除去を行うほか、熟練の職人技で人の目で見て混じり物を除去してきちんとした品質のしらす商品として仕上げます。

店頭ではグラム販売もできますので、その場で100gからパック詰めして販売しています。また、各種卸売りや市場に出庫できるようにパック梱包して地元や全国各地に発送しています。